実は侵入されやすい。オフィスの防犯事情。
侵入窃盗被害のうち、約13%が一般事務所(オフィス)とされています。
不特定多数の人が出入りし、周囲に怪しまれにくいするオフィスは、泥棒のターゲットになることも。
オフィス街は、夜間・休日ともなると人通りは少なく、オフィス自体も無人になることも多い為、発見されるリスクが低いことが、ひとつの要因として挙げられます。
また、テナントビルの場合は、不特定多数の人間が出入りする為、堂々と立ち入ることができる場合もあります。
・従業員の退職後、鍵の交換を行っていない(元従業員による犯行)
・個人情報を含む書類、データ(パソコン)などの機密情報があること
・高価なパソコンなどのOA機器が多くあること
侵入の経路としては、主に各出入り口(扉)と窓があげられ、その手口は、ガラスやカギへの破壊行為や不正な解錠行為とされます。
恐ろしいのは、不法侵入後の窃盗被害は勿論、なんらかの理由で会社の業務に打撃を与えるような、備品破損、放火といった犯罪行為が行われた場合も企業にとっては大きな損失につながることです。
これらを防止するには、まずは「侵入させないこと」が最も大切であり、普段から、「防犯対策がしっかりとされている会社」ということを社内外に向けてアピールすることも大切な防犯対策です。
近年では、個人情報保護法やマイナンバー制度の施行により、企業の防犯への取り組みが求められています。
企業の防犯対策では、まずはオフィスのある建物や業務の性質などの「環境」を確認した上で、それに合わせた適切な対策が必要となります。ここでは代表的な防犯対策例をご紹介します。
カギの交換・管理が大幅に簡便化され、従業員の退職やカギの紛失などによる鍵交換コストの軽減が期待できます。
最近では、更に便利で使いやすく、デザイン性が優れた機種も多く発売され、比較的リーズナブルに導入できるようになってきたことから、旧来のシステムからのリプレイスのご依頼も増えております。
出入り口や窓に補助錠を設置することで、侵入するまでの時間を長くすることができます。
これは、警視庁も「1ドア2ロック」として、呼びかけている手段として最も効果的でポピュラーな対策です。
破壊や盗難に強い金庫(防盗金庫)や熱に強い金庫(データセーフ)の設置を行い、中にある重要な情報や物品を守る対策手段です。
防犯カメラやセンサー自体に、侵入を妨げる機能はありませんが、侵入者は当然、顔を見られることを嫌います。
そのため、「抑止・記録」といった防犯対策の重要な要素を持っています。
セキュリティ対策の取り組みは、「Pマーク」や「ISMS」などの取得などからも企業ブランド(信頼)につながる場合があります。企業間の取引がよりスムーズになるだけでなく、個人情報などの機密情報を適切に扱っていることをアピールすることで、より良いビジネスチャンスにつながる可能性もあります。
当店では、お客様のニーズを伺い、最適な防犯対策のアドバイスをさせていただきます。お気軽にお問合わせください。